ミューフィットの基本構造
直径300ミクロン以下の無数の吸盤の負圧吸着により接着
ある空間の空気を抜くとその空間内が大気圧より負圧になり、大気の重みによって吸い付く「吸盤」機能について、体験されたことはおありではないでしょうか。ミューフィットとは、この負圧になる空間を小さな目に見えないようなサイズ(直径300ミクロン=0.3mm以下)をシート全面に形成させ、接着させたい対象物(壁やガラスなど)に貼付けることができるようにしたものです。
ミューフィットの特徴
どなたでもキレイに、簡単に貼れる易施工性
粘着フィルムは空気の逃げ道が無いので、シワや気泡が出来やすい穴は連鎖しているため空気が徐々に抜けていき、シワや気泡が出来にくい構造です。
繰り返し貼れる再脱着機能と経済性
のり残りが生じる接着剤に対し、一切ののり残りなく貼れます。
平滑面はもちろん、ある程度の凹凸でも吸着します。シワや気泡が入りにくく、貼り剥しが簡単。(再使用可能)
様々な基材に吸盤機能を実現
印刷可能な用紙や各種フィルムなどに対して吸盤機能を持たせることができます。
お客様の必要なサイズでご提供しております。
当社工場での生産時にお客様のご希望に応じてカットしてご提供しますので、ムダなくご利用いただけます。
プリンター用紙(水性インクジェット用紙)
インクジェットプリンターにも対応したご家庭でも印刷できる吸盤付き用紙。
ロール状
カット状
特 徴
- マイクロ吸盤を応用した、貼ってはがせる強吸着・再剥離インクジェットメディア
- 温度変化に強い(他の粘着剤の欠点である高温・低温下でもべとつかず、吸着します)
- 横滑りしない(横方向の加重に対し強力に耐えます)
- 平滑面はもちろん、一定の凹凸面にも吸着(※1)
- はがし跡が残ることがありません(※2)
- 簡単施工(吸盤なので空気の抱き込みがなく、貼り直しが容易、専門家の施工費がかからずローコスト)
- 吸盤面の汚れや吸着力が低下したら、ウェットティシュ拭き・ごみ取りローラ等を使い除去すると吸着が回復(※3)
- カッティングマシンでのカットやオーバーラミネート等、様々な後加工が可能
- ガラス、すりガラス、ビニル壁紙、樹脂板、ABS、上質紙、板紙、コンクリート(平滑が保たれている面)、金属面、PP、PE、合板、塗装板、等に吸着します。
布地、漆喰壁、未処理のレンガ、黒板、人体、ロウ・ワックス・イオンコート処理面等には吸着しません。 - 軟質塩ビ(デスクマット等)、一部のアクリル板、ポリカーボネイト板、コート紙、発泡処理の施された壁紙は、経時で吸着力がアップして被着体に移行する場合があります。また屋外での使用は推奨しません。
被着体に吸盤層が残ってしまった場合は、水洗い(もしくは12%以上のアルコール溶液)で落とすことができます。 - 物理的損傷を与えたり汚れ等が付着すると吸着が衰えます。基材表面のインク受理層は濡らさないでください。
仕 様
- 構 成:基材(合成紙)0.135mm/吸盤(アクリル系エマルション)/剥離紙(PE)0.075mm
- 重 量:270g/㎡
- サイズ:1,370mm×20m/1本、シート A4サイズ=200枚/ロット・A3サイズ=100枚/ロット
- 総重量:8kg/20m巻き(7.55kg/本体 0.45kg/3インチコア)
施 工
- オーバーラミネート加工後に施工することお勧めします。
- 印刷後は、プリンタメーカー各社の推奨乾燥時間に準じ充分なオープンタイムを取るようにしてください。
- 施工前に被着面を清掃してください。
- 吸着面にはできるだけ手を触れないでください。